IELTSにも役立つグラフの表現
今日はグラフの説明に役立つ表現をいくつかご紹介します。
まず、グラフの説明文の添削をしていて、よく見かけるのが、「○○○○年にAが増えました。○○○○年になるとAは減り。○○○○年は、Bが増えます。・・・」といった内容を同じ単語を使ってただ繰り返す文章です。特に、increase, decrease が使われることが多いのですが、読み手としては単調でつまらない文章に聞こえます。
「増える」「減る」などの表現を色々他の表現で表せるといいですね。
the number of A の代替表現
the number of A(Aの数)を使うことはもちろんいいのですが、この表現ばかり繰り返すのを避けるために、他の表現もチェックしておくといいでしょう。
代替表現①:the figure
The number of A increased dramatically ⇒ With respect to A, the figure went up dramatically. (Aに関して言うと、数字が急激に増えました。)
代替表現②:students numbers, passenger numbers など
University students numbers have been increasing in recent years.(近年、大学生の数は増え続けている。)
In Japan, foreign visitor numbers have started to go up again. (日本では、外国からの訪問者数が再び増え始めた。)
代替表現③:in number *decline や decrease を自動詞として使う場合、主語は the number of A などの〈数量〉を表す表現にすることが多いですが、in number を使うことも出来ます。
Whales have declined in number. (鯨の数が減っている)
in number 以外にも、in size, in price や in value などを使う事も出来ます。
Eggs have increased in price in recent months. (この数ヶ月で、卵が値上がりした。)
動詞 increase / decrease の代替表現
代替表現①:名詞 increase / decrease を使う
In Japan, there was a significant increase in the sale of masks. (日本ではマスクの売上が非常に上がった)
The last few years has seen a massive decrease in airport passenger numbers.(ここ数年、空港乗客数は非常に減った)
代替表現②:experience を使う
India experienced rapid population growth. (インドの人口は急速に増えた)
Japan has been experiencing a decline in population. (日本の人口は減り続けている)
代替表現③:trendを使う
There was an upward trend in crime rate in urban areas and a downward trend in rural areas. (都会では犯罪率が上昇傾向にあったが、田舎では下降傾向にあった)
数の変動
数が変動するのを表す表現は 動詞 fluctuate という語で表せます。他の表現も見ていきましょう。
代替表現①:名詞 fluctuation を使う
There was a slight fluctuation in crime rate in Japan. (日本では、犯罪率にわずかな変動があった)
代替表現②:具体的な数字を使う
Foreign visitor numbers increased rapidly and reached at about 30 million in 2019 before it plunged rapidly to 240,000 in 2021.
(外国からの訪問者数は急速に増え、2019年には約3000万人に到達したが、2021年には急速に減り24万人となった。)